維新新代表に吉村大阪府知事
新代表を選出する日本維新の会の臨時党大会で、候補者演説をする共同代表の吉村洋文大阪府知事＝１日午後、大阪市内のホテル
日本維新の会は１日、臨時党大会を大阪市内のホテルで開いて代表選投開票を実施し、共同代表の吉村洋文大阪府知事（４９）を新代表に選出した。衆院選で落ち込んだ党勢の回復へ期待を集めて得票はほぼ８割に達し、国会議員３氏を破った。吉村氏は選出後「自民、公明両党と距離を置いて対峙する」と表明。共同代表に前原誠司衆院議員を、幹事長など党三役に若手を起用したいとの意向を示した。
吉村氏は８５４７票を獲得し、松沢成文参院議員（６６）１０６６票、金村龍那副幹事長（４５）６３５票、空本誠喜衆院議員（６０）４９２票を大きく上回った。無効は６９票。有権者は国会・地方の議員や首長ら特別党員８４６人と一般党員２万５０２５人で、１人１票が与えられた。馬場伸幸前代表は議席減の責任を取り出馬を見送った。
吉村氏は記者会見で「永田町の古い政治をぶっ壊す」と強調。来年夏の参院選を巡り「改選１人区で自民党と一対一で対決すべきだ」として他の野党と候補者一本化のルール作りを協議したいとの考えを明らかにした。