北朝鮮軍高官がロシアで負傷か

 ロシア西部クルスク州のウクライナとの国境地帯にあるウクライナ軍陣地を砲撃するロシア兵。ロシア国防省が10月30日に公開した(同省提供、AP=共同)
 ロシア西部クルスク州のウクライナとの国境地帯にあるウクライナ軍陣地を砲撃するロシア兵。ロシア国防省が10月30日に公開した(同省提供、AP=共同)
 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は21日、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への攻撃で北朝鮮軍高官が負傷したと報じた。事実であれば、北朝鮮軍高官の負傷が確認されるのは初めて。欧米の当局者の話としている。負傷の程度や詳細は明らかにしていない。

 米政府によると、北朝鮮は1万人以上の兵士をロシアに派遣。大半がクルスク州に移動し、ウクライナとの戦闘に参加している。ブリンケン米国務長官は10月、北朝鮮兵が戦場に入れば「正当な軍事標的」になると警告していた。

 バイデン米政権は、長射程兵器によるロシア領内への攻撃には慎重だったが、北朝鮮兵の前線投入を受け、容認に転換。