東北新幹線、走行中に連結外れる
古川―仙台間で走行中に車両の連結が外れ、分離して停車した東北新幹線の「はやぶさ・こまち６号」。左上がはやぶさ、下がこまち＝１９日午前１１時７分、宮城県大崎市（共同通信社ヘリから）
連結が分割した東北新幹線の車両＝１９日午前、宮城県の古川―仙台間（ＳＹＯＴＹＯＵ３提供）
東北新幹線の車両の連結が走行中に外れて運転見合わせとなり、混雑するＪＲ仙台駅の改札前＝１９日午前９時５７分
１９日午前８時１０分ごろ、東北新幹線上りのはやぶさ・こまち６号が、古川（宮城県大崎市）―仙台間で走行中、はやぶさとこまちの連結が外れ、それぞれの列車が分離した状態で緊急停車した。ＪＲ東日本は車両点検で、東京―新青森間の上下線で運転を見合わせたが、午後１時ごろに全線で運転を再開する見込み。車両の脱線はなかった。はやぶさとこまちの連結部が走行中に外れるのは初めて。
ＪＲ東によると、はやぶさ・こまち６号には計約３２０人が乗車。けが人や体調不良になった人はいないという。車内の空調は正常に作動している。大崎市の消防によると、車両内でけが人は確認されておらず、ＪＲや乗客からの出動要請はないとしている。
ＪＲ東は、現場ではやぶさ・こまち双方の車両点検が完了したとして、仙台駅まで速度を落として車両の移動を始めた。
停車したはやぶさに乗っていた男性が共同通信の取材に応じ、徐々に減速して止まった後「こまちとの連結が外れた」とのアナウンスが流れたと証言した。