自民、来夏の参院選へ45人公認

 自民党の選対本部会議を終えた麻生副総裁=25日午後、東京・永田町の党本部
 自民党の選対本部会議を終えた麻生副総裁=25日午後、東京・永田町の党本部
 自民党は25日、選対本部会議を党本部で開き、来年夏の参院選の第1次公認候補として選挙区28人(現職25人、新人3人)、比例代表17人(現職11人、新人6人)の計45人を決定した。比例代表では日本医師会副会長で新人の釜萢敏氏(71)について、内規で定める「70歳定年制」の適用を特例で免除し公認した。

 選挙区では、現職が派閥裏金事件を受けて自民を離党した岐阜、和歌山両選挙区を含む19選挙区で公認を見送った。

 内規では参院比例候補に関し、任期満了時点で70歳以上でも「総裁が国家的有為な人材と認めた者」は公認できると定めている。釜萢氏は政府の新型コロナ感染症対策分科会委員を務めた。