えんつこ団子
米粉や雑穀で作った団子に小豆汁を絡めたおやつです。「えんつこ」は東北地方で昔使われた赤ちゃん用のゆりかごです。中心部分がくぼんだ団子の形状がその形に似ていることが語源とされます。「へっちょこ団子」や「うきうき団子」などさまざまな呼び名で親しまれています。
材料(4人分)
団子粉:220グラム
ざらめ:大さじ5
砂糖:大さじ3
塩:少々
手順1
小豆は水でしっかり洗った後、たっぷりの水を張った鍋で40分〜1時間ゆでる。指先で簡単につぶれるくらいの柔らかさが目安。古い小豆の場合は一晩水に浸してからゆでたほうが良い。
手順2
大きめのボールに水を張り、その水の中で洗濯ネットに入れた小豆を数回に分けて丁寧につぶす。布製のさらしを使っても良いが、洗濯ネットの方が作業しやすい。ネット内に残った皮の部分は使わない。つぶしたあんが入ったボールは置いておく。
手順3
1〜2時間経つと、ボールの中のあんが沈殿してくるので、濁りが薄くなってきた上澄みの部分だけ取り除く。これが小豆汁の元となる。
手順4
乾いたボールに団子粉を入れ、ぬるま湯160CCをまんべんなく入れる。始めは箸やへらでかき回し、ある程度まとまったら耳たぶの硬さくらいになるまで手を使ってこねる。
手順5
親指大にちぎって分け、それぞれをやや平らな円の形にし、親指で中心部分にくぼみをつける。
手順6
鍋に小豆汁の元を入れ中火にかける。さらめ、砂糖、塩を入れて味を決め、煮だってきたら、団子をすべて投入する。団子に火が入って浮き上がってきたら完成。途中、あんこが硬くなってきたら水を加えて調整する。