Free八戸工高、過去最多152人認定 「ジュニアマイスター」顕彰

特別表彰に選ばれた機械科の白坂愛衣さん(前列右)と、シルバー以上に認定された材料技術科の生徒
特別表彰に選ばれた機械科の白坂愛衣さん(前列右)と、シルバー以上に認定された材料技術科の生徒

全国工業高校長協会(東京)が、取得した資格や検定などを点数化して顕彰する「ジュニアマイスター」に、青森県立八戸工業高(竹谷孝治校長)として過去最多の3年生152人が認定された。ゴールド、シルバー、ブロンズの区分があるジュニアマイスターのうち、材料技術科3年生34人全員がシルバー以上に認められる初の快挙も達成し、生徒や教員らは喜びをかみ締めている。

 顕彰制度は全国の工業高生を対象に、在学中の活躍を点数化。上からゴールド(45点以上)、シルバー(44~30点)、ブロンズ(29~20点)の3種類があるほか、高難易度の資格を持ち、上位八つの合計点数が60点以上の場合に特別表彰が贈られる。

 同校で最高得点を獲得し、特別表彰に選ばれた機械科の白坂愛衣さん(18)は「分野の異なる試験が同時期に重なり、並行して勉強するのは大変だったが、努力が実を結んでうれしい」と語った。材料技術科の赤坂拓海さん(17)は「1年生の時からクラス全員認定を目指して取り組んできた。就職後もこの経験を生かして資格取得に励みたい」と先を見据えていた。

 
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