Free二戸の漆と一戸の縄文遺跡 二つの文化遺産PR IGRがラッピング車両
IGRいわて銀河鉄道(浅沼康揮社長)は16日、沿線の二戸市、一戸町が世界に誇る「漆」と「縄文」の二つの文化遺産をデザインしたラッピング車両を報道関係者などに公開した。17日から同社と、青い森鉄道やJR東日本の一部区間も含めた八戸―北上間で通常運行する。
同市の漆掻(か)き技術を含む「伝統建築工匠の技」は2020年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録。21年には同町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録された。IGRは二つの文化遺産を観光誘客に生かそうと、両市町と連携しラッピング車両を企画した。
車両は2両編成で、側面の一方に漆林や漆器、御所野縄文公園の風景をデザイン。反対側の面は、漆や同遺跡のロゴマークをイメージして赤色を基調にラッピングした。
16日は二戸駅のホームで車両お披露目の式典が行われ、関係者が、ゆるキャラの浄法寺のねこ(同市)、ごしょどん(同町)と共に祝った。浅沼社長は「漆と縄文遺跡という、世界が認める文化遺産が車両で連結した。多くの方に乗ってほしい」と強調した。
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