Free医療相談や入退院支援 窓口一本化で患者の負担軽減 八戸市民病院がセンター開設
八戸市立市民病院は16日、入院前から退院までの療養生活を医師や看護師、薬剤師ら専門職が連携して支援する総合窓口「(仮称)患者サポートセンター」を2023年春ごろ、病院内に開設することを明らかにした。相談業務や入退院手続きなどの窓口を集約することで患者の心理的な負担を和らげるとともに、医師や看護師らの業務軽減も図る。
これまでは治療や服用薬に関する説明や相談、入退院の手続きは、部門ごとに受け付けており、説明内容が重複していたり、日程が合わずに在院日数が長くなったりしていた。
こうした課題の解決に向け、同病院では20年1月から外科の患者を対象に入退院支援を試験的に実施。21年7月には対象症例を拡大し、本格運用への準備を進めていた。センターの新設後は入院予定の全患者が対象となる。
センターには相談室13室、がん相談室1室、総合案内、大型受付カウンターを設置予定。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーらがセンター内で横断的に対応することで、患者は一カ所の窓口で用件を済ませることが可能となる。医師や看護師の業務が多職種で分担されることから、院内業務の効率化も図られるという。
病院内の改修工事には今年8月に着手する予定で、工事費は約2億4580万円を見込んでいる。
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