Free日本酒、カクテル感覚で 岩手の大学生団体、新商品「和」開発/甘茶パウダーなど使用
岩手県内の大学生で組織し、日本酒の素晴らしさを幅広い世代に伝えようと活動する団体「いわてi―Sake(アイ・サケ)プロジェクト」は、九戸村特産の甘茶パウダーや県産リンゴと、日本酒をブレンドして楽しめる新商品「和(なごみ)」を開発した。10日から村内などで発売する。
日本酒離れが進む若い世代などに、カクテルやサングリアのような感覚で気軽に酒に親しんでもらおうと開発。商品の瓶には甘茶パウダーのティーパックと、乾燥リンゴが入っている。水や湯を注いで甘茶を抽出後にパックを取り出し、お好みの日本酒を混ぜて飲む。
まろやかな甘味と、フルーツの香りが特長。リンゴは、同団体の学生が盛岡市の農園で栽培を手伝ったサンふじを使った。ラベルのデザインは、村地域おこし協力隊の福島多恵さんが手掛けた。
同団体代表で岩手大農学部3年の佐藤汐菜(せきな)さん(20)は「すっきりした味で飲みやすい商品。若い人が日本酒に親しむきっかけになればうれしい」とPRする。
村内の酒販店や、産直施設オドデ館、同市の百貨店などで販売する。限定約200個で、価格は税込み550円。問い合わせは、九戸村地域おこし協力隊事務所=電話0195(42)2111=へ。