三沢市は２９日、市国際交流スポーツセンターで、６５歳以上対象の新型コロナウイルスワクチン（３回目）の集団接種を開始した。６５歳以上の集団接種の実施は青森県南地方の市部で最も早い。初日は５０２人が接種した。３０日も同会場で行う。

　市は１、２月の集団接種では、１日当たり約５００人の接種を想定している。

　この日はファイザー製ワクチンを使用。午前は希望者が次々と訪れ、問診を済ませて接種を受けた。同市春日台１丁目の女性（７５）は、持病があることの不安や感染が拡大している状況からも、「早く打つことができてほっとしている」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。

　市によると、３０日（ファイザー製）は予約者数（２８日現在）が２１２人にとどまっており、出足の鈍さが表れている。

　２月の集団接種でも、予約件数が予定の接種数量に届かないため、市は５、６、２０日（いずれもモデルナ製）について時間を短縮して午前のみ実施し、１９日は中止する。

　小桧山吉紀市長は、市民に「安全安心の観点からも、３回打つことを推奨したい」と呼び掛けている。

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