サッカーの全国高校選手権、全国高校総体、高円宮杯Ｕ―１８プレミアリーグ東地区の３冠を達成した青森山田高サッカー部の優勝パレードが１７日、青森市で行われ、市民が栄光をたたえた。また同市から「市長特別賞」、県から「県褒賞」「県民栄誉特別賞」が同部に贈られた。

　パレードは新町通りで行われた。雪が吹き付けるあいにくの天気となったが、松木玖生主将や黒田剛監督らが笑顔で手を振り、駆け付けた市民の祝福に応えていた。

　約１０年前から同部を応援しているという同市の主婦渡邊礼子さん（４２）は「プレッシャーの中、３冠を達成してくれて県民としてありがとうという気持ち。圧倒的強さで見ていて気持ちよかった」と興奮した様子で話した。

　パレード後、選手らは市主催の優勝セレモニーや、県主催の県褒賞などの授与式に参加。小野寺晃彦市長と三村申吾知事からそれぞれ表彰を受けた。松木主将は「青森に（全国高校選手権の）優勝旗を持ち帰ることができてうれしい。去年と違い、すがすがしい気持ち」と喜びをかみ締めていた。

　黒田監督は「素晴らしい賞をもらい、改めて選手たちが責任を持って目標を達成してくれたと実感した」と強調。来年度に向けては「追われる立場になるが、受けて立つのではなく、チャレンジ精神を持って臨む」と気持ちを新たにしていた。

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