Free八戸圏域の食、米誌が紹介 コロナ後の販路拡大に期待
アジアの生活情報などを掲載する米国の雑誌「ORIGAMI(オリガミ)」の2021年9、11月号に、八戸圏域の魅力や圏域内で事業を行う九つの企業や団体が取り上げられた。八戸市の食文化や、企業が生産する加工品などが数ページにわたって紹介されており、新型コロナウイルス収束後の販路拡大に弾みがつきそうだ。
ORIGAMIは、米国シアトルの「チン・ミュージック・プレス社」が隔月で発行する生活情報誌。主にアジア圏の芸術文化や料理、風土などを紹介する。米国北西部のパートナー企業に1万部を無料配布している。掲載は、同市が展開する米国向け食品輸出販路拡大支援事業の一環。現地にいる同市の海外経済協力員のサポートで実現した。
雑誌の中では「八戸港は日本で最も活気のある港の一つ」「間違いなく北日本の美食の都」などと紹介されている。▽ヤマヨ▽味の加久の屋▽アルパジョン▽弁慶▽イチカワファーム▽ライケット▽ディメール(以上八戸市)▽桃川(おいらせ町)▽新郷村ふるさと活性化公社(新郷村)―が取り上げられており、それぞれ写真付きで商品の特徴をPRし、米国人が興味を引くよう工夫を凝らしてある。
市商工課の担当者は「コロナ禍で現地でPRする機会が減っている。(今回の掲載が)コロナ収束後の取引拡大につながれば」と話している。