Free【コロナワクチン】当初より前倒しで実施 八戸市、3回目接種の体制公表

八戸市は4日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(追加接種)について、新たな変異株「オミクロン株」の感染状況を考慮し、当初よりも前倒しで実施する方針を明らかにした。接種場所は1~2回目(初回接種)と同じ医療機関または接種会場を原則として進めていく方針。

 追加接種について、厚労省は初回接種との間隔は原則8カ月以上としていたが、変異株の出現などを鑑み、医療従事者や高齢者施設の入所者や職員の場合は6カ月以上、入所者以外の一般高齢者については7カ月以上への短縮を容認した。

 国の通達を受け、同市は当初のスケジュールを見直し、医療従事者を最優先に進めつつ、ワクチンの供給状況に応じて前倒しの対象を拡大する。

 優先接種の対象となっていた高齢者らを皮切りに、個別接種が2月1日、市総合保健センターで行う集団接種は2月21日からスタート。接種券は1月下旬から段階的に発送する。初回接種と同じ場所での接種が原則で、予約は個別接種は各医療機関、集団接種はコールセンターまたは予約システムで受け付ける。

 職域接種については、八戸版職域接種と同様の体制で実施する方向で準備を進めている。

 供給されるワクチンはファイザー社製かモデルナ社製。医療機関の規模や体制に応じて振り分けるため、必ずしも希望する時期に希望するワクチンを打てない場合もある。

 ワクチンを選択する場合は、他の医療機関で接種することもできるが、市の担当者は「いずれのワクチンも効果があり、副反応も同程度とされる。接種機会を逃さないように、初回と違うワクチン接種についても前向きに検討してほしい」と理解を呼び掛けている。

 
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