Free児童ら力作の縄文カレンダー 青森県、希望者に無料配布
世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」をPRしようと、青森県は県内の児童、生徒から原画を募集し、「縄文あおもりカレンダー2022」を作製した。遺跡の風景や出土品、発掘調査の様子など、子どもたちが「世界に誇るJOMON遺跡群」をテーマに描いた作品が暦を彩っている。
カレンダーの作製は今回が5度目。昨年7月から9月に作品を募集し、過去最多となる計83点の応募があった。このうち優秀賞6作品をカレンダーの原画に、特別賞1作品を表紙に、入賞15作品を裏表紙にそれぞれ採用した。
作品の題材は、二ツ森貝塚(七戸町)や大平山元遺跡(外ケ浜町)などさまざま。県世界文化遺産登録推進室の担当者は「子どもたちが“地域の宝”として描いた作品を見て、遺跡にもぜひ足を運んでほしい」と話している。
カレンダーは見開きの壁掛けタイプで、上部に子どもたちの作品とコメント、下部に2カ月分の暦を掲載。県のホームページからダウンロードできるほか、希望者には無料で送付する。
受賞者は次の通り。(県南地方関係分、敬称略)
▽優秀賞=西葵生(八戸市立白銀南小4年)西桜花(同6年)
▽特別賞=杉沢空良(南部町立福地中1年)
▽入賞=蜂屋匠洋(八戸市立白銀小3年)石羽根花穂(同白銀南小6年)杉本よし埜(同北稜中2年)猪股紗葉(八戸工大二高1年)戸田さくら(同)小林大悟(青森県立田名部高2年)