野辺地町立野辺地中をかたった、なりすましメールが町外の教育機関や一般企業で確認されたことが２４日、町教委への取材で分かった。コンピューターウイルスへの感染を狙う攻撃メール「Ｅｍｏｔｅｔ（エモテット）」とみられており、町教委は「絶対にメールを開かないようにしてほしい」と呼び掛けている。

　エモテットは取引先や知人からの返信を装ったメールで、添付ファイルを開くとウイルスに感染する。パソコン内のメール情報を盗み、次々に感染を広げるという。

　野辺地中をかたったメールは「５１１５野辺地中学校」などと記載されており、添付されたＵＲＬを確認するよう促している。メールは同校に問い合わせがあり発覚。２４日午後４時現在、計４件の問い合わせがあった。

　青森県教委によると、県内でも小中学校を含む複数の教育委員会関係者をかたった同様のメールが確認されているという。