十和田市の農園「甲田ファー夢（む）」（甲田秀行代表）は、有機質肥料で作る自家製ニンニクをペーストにした「にんにくマリアージュ」を開発し、１８日から販売する。商品はタマネギとリンゴをそれぞれ混ぜた２種類。ジャムのようにそのまま食べられ、調味料として使えば料理のこくがアップする自信作だという。

　同農園初の加工品。規格外のニンニクに新たな価値を付け、ほかにないものを作ろうと、２年半をかけて完成させた。化学調味料は使わず、食べやすさにこだわった。

　開発に協力した甲田代表の妻妃那子（ひなこ）さんは、ナポリタンやポテトサラダなどに使うのがお薦めだといい、「お店みたいな本格的な味になる」と話す。マリアージュは、組み合わせの意味を持つフランス語で、甲田代表は「ニンニクは思いを込めて作っている。新感覚の調味料として、さまざまな食材と合わせて試してほしい」とＰＲする。

　１個１００グラム入りで、９７６円（税込み）。同市の商業施設「３６５」で扱い、同農場のホームページからも購入できる。