Free王林さんと防災学ぼう 八戸で体験イベント

参加者と一緒に非常食作りを体験する王林さん(中央)
参加者と一緒に非常食作りを体験する王林さん(中央)

八戸市は11日、青森県立種差少年自然の家などで、体験イベント「みちのく潮風トレイルで王林さんと学ぶ『防災・減災』」を開いた。市内外から家族連れら30人が参加し、トレッキングや災害食作りなどを通じて防災、減災に対する意識を高めた。

 イベントは東日本大震災から10年の節目に、三陸復興国立公園に指定される種差海岸の魅力を再認識してもらうことや若い世代に防災意識を高めてもらうのが狙い。市とデーリー東北新聞社が連携して開いた。

 参加者はトレイルのコース約3キロを歩いた後、種差少年自然の家で「RINGOMUSUME(りんご娘)」の王林さんと一緒に非常食作りを体験。たき火でお湯を沸かして携帯おにぎりやカレーライスなどを作り、実食した。

 防災教育事業を手掛ける「8kurasu」(岩手県釜石市)の久保力也代表による講演も行われた。久保代表は震災時の事例を挙げながら、災害時に役立つ対処法などを紹介。参加者はワークショップで災害時に起こりうる危険を予想し、対応策を考えた。

 親子で参加したおいらせ町の看護師諏訪孝二さん(43)は「イベントをきっかけに改めて防災を意識しようと思った。非常食の備蓄など、学んだことを生かしたい」と語った。

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