東京パラリンピック銅メダルのゴールボール女子日本代表らが出場する「ジャパンパラゴールボール競技大会」が１１日、東京都府中市の郷土の森総合体育館で２日間の日程で始まった。東京大会で主将を務めた八戸市出身の天摩由貴（３１）＝マイテック＝にとって同大会後、初の実戦だったが、２試合で３得点をマークするなど軽快な動きを見せた。

　代表の競技力向上を目的とした候補選手同士による対抗戦との位置付け。選手をＡ～Ｃの３チームに分け、同日は総当たりの予選を実施した。

　天摩はＡチーム主将として、同じく東京大会メンバーの高橋利恵子（２３）、欠端瑛子（２８）と２試合に出場。Ｂチームとの初戦は６―０、Ｃチームとの２試合目は２―０と無失点で勝利した。

　東京大会後は９月半ばに練習を再開したという天摩は試合後の取材に、現在はボールの「回転投げ」に挑戦していると明かし、「まだフォームをつくる段階。今できる形でコースをしっかり狙いたい」と決意。東京大会で負った左足首のけがの回復状況については「まだ自分のイメージと体が違っている。左右の差をしっかり埋めていきたい」と話した。

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