Free健康な生活、データで分析 八戸・中沢中生、食育見学会で発表

食生活について調べた内容を発表する生徒
食生活について調べた内容を発表する生徒

八戸市学校給食会(会長・町田晋一豊崎小校長)は25日、市学校給食・食育活動見学会を市立中沢中で開いた。同校の生徒が1人1台の端末を使い、日々の健康状態を記録したデータを基に、健康的な生活をするために必要な事柄について調べた内容を発表した。

 見学会は教職員ら市内の教育関係者を対象に、食育について学ぶ児童、生徒の様子や授業内容を参考にしてもらう目的で毎年開催。市教委の伊藤博章教育長ら約20人が会場で見学したほか、今回は初めてオンラインでも実施し、各校校長ら約30人がリモートで参加した。

 中沢中では、昨年9月から全生徒が学習用端末を活用して健康状態を記録。体温のほか、就寝・起床時間、夕食・朝食の内容、昨日のゲームなどの利用時間を入力してデータ化している。

 生徒はその内容から、より良い食や生活の在り方について考察。課題解決のために「食育」「睡眠」「メディア」の3分野に分かれて、グループで調べ学習を行った。

 見学会では、生徒が野菜の栄養素や睡眠時間と体調の関係、メディアが体調や脳に与える影響など独自に設定したテーマについて発表。生徒同士で活発に質疑応答も行い、健康的な生活について理解を深めた。

 五大栄養素を重視した献立を考えた3年の谷口穂乃香さん(15)は「野菜を食べないと、どうなってしまうのか分かった。今後の食生活に生かしたい」と話していた。

 
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