医療従事者を対象とした新型コロナウイルスの３回目ワクチン接種が１日、むつ市で始まった。むつ総合病院では医師や看護師ら計４８人が米ファイザー製ワクチンの接種を受けた。市によると、市内医療従事者約２千人に対する接種は来年１月中にも完了する見通し。

　下北圏域の医療従事者へのワクチン接種は、同病院や大間病院などで今年３月に始まり、今回の追加接種は２回目から約８カ月後となる。追加接種を終えた葛西雅治副院長は「抗体検査で効果が切れていることが分かっていたので、３回目接種で抗体価が上がれば、しばらくの間は安心できると思う」と話した。

　青森県保健衛生課によると、追加接種用のファイザー製ワクチンは、県内に計４３箱（５万３１０回分）が配送され、八戸、十和田、むつなど３２市町村に配分されている。

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