Free階上で干し柿づくり本格化
青森県南地方の農村部で、特産の「妙丹柿」を使った干し柿づくりが本格化している。民家の軒下などでは、篠竹に刺してロープにつながれた柿が日増しに冷たさを増す風に揺れ、うま味を増している。
かつては至る所で収穫作業が見られたが、近年は高齢化の進展で、長さ数メートルのはしごに登ってもぎ取る人は減っている。樹齢100年超の柿の木が多く残る階上町平内地区でも、実が収穫されずに残ったままの木が目立つ。
そんな中、荻沢一信さん(66)=わっせ交流センター理事長=は今季も例年通りに自宅敷地内で柿を収穫し、自家消費用に干し柿づくりを進めている。
荻沢さんは「個人的には、ここの柿が一番。好みは分かれるが、干してもいいし、渋を抜いて生で食べてもおいしい」と話していた。
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