Freeススキ、浜風にゆらり/秋の種差海岸
10月最初の日曜だった3日、北奥羽地方は好天に恵まれ、過ごしやすい一日となった。八戸市の種差海岸では家族連れらがカメラを手に散策したり、ジョギングやサイクリングで汗を流したりと、思い思いに自然を満喫する姿が見られた。
同海岸内の鮫角灯台付近では夕日に照らされたススキが浜風で揺れ、秋の景色を演出。夫婦で訪れた同市内の70代男性は「緊急対策が終わり、天気が良かったので、久しぶりに来てみた。外出は気持ちが良いね」と話し、ススキにカメラを向けて真剣にシャッターを切っていた。
種差観光協会会長の柳沢卓美さん(75)は「ススキは灯台周辺や中須賀、大須賀などに群生。場所によっては枯れ始めている所もあるが、10月中旬ごろまでは楽しめそうだ」と話していた。