Free【トップインタビュー】顧客の立場で最善を実践/南部電機・塚原隆市代表取締役
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを配信する。28日は南部電機(八戸市)の塚原隆市代表取締役。
―経営理念は。
ここ30年近く「変化こそ常道」という言葉をかみしめながらやってきた。昨年来の新型コロナウイルス禍にぶち当たり、変わるのが当たり前という思いを強くしている。変わることを恐れてはいけない。「現状維持は後退」だ。
―会社の現状は。
新型コロナの影響で公共交通機関では料金支払いなどで非接触型のシステムが多くなってきた。近年は路線バス等のドライブレコーダーの取り付けが多かったが、最近はキャッシュレス対応機器の取り付けの依頼も多い。幸いなことに他社に比べて技術者も多く、車のデジタル化に特化した人材を育ててきたので、その強みが生きてきている。
―求める人材は。
指示待ちではなく、自分で考えて行動できる人だ。上司から指示されて動くのは「仕事」ではなく、単なる「作業」。仕事は自分で考えて実践することだ。お客さまが何を求めているか、何が最善かを顧客の立場になって考えて商品やサービスを提案する姿勢が重要になってきている。
南部電機はまちづくりにも関わっている。八戸圏域が栄えなければ取引先も潤わず、結果的に自社の仕事にも響いてくるとの考えからだ。八戸が好きな人を待っている。
―今後の事業展開は。
自動車業界でも昔は車を修理するのがほとんどだったが、最近は新たなシステムや用品を車に取り付けるという仕事が増えてきた。今後もお客さまの声に耳を傾け、提案型の営業に磨きをかける。5月に八戸市新美術館向いの空きビルを取得した。中心街の盛り上げにも一役買いたい。
…………………………
詳しい企業情報や企業説明会、動画メッセージなどの情報はこちら。
https://www.recruit-lounge.com/2022-01/com023-NanbuDenki