Free青森県産食材の学校給食利用66% 20年度重量ベース
青森県が24日発表した学校給食の県産食材利用状況調査によると、2020年度の県産食材利用率は、重量ベースで66・2%(前年度比0・3ポイント減)、金額ベースで53・8%(1・0ポイント減)とそれぞれ微減した。重量、金額ともに過去5番目の水準だった。
調査対象は、県内の給食を提供する公立小中学校の全408校。そのうち406校から回答があった。
重量ベースで算出した食品群別の利用率では「果実」が50・6%(3・2ポイント減)で最も減少幅が大きかった。新型コロナウイルス感染拡大による相次ぐ休校で、県産リンゴのジュースを供給できない日があったことなどが要因とみられる。
このほかは「主食・牛乳」97・6%(0・2ポイント減)、「畜産物」32・6%(0・4ポイント減)、「豆類」31・1%(0・8ポイント増)、「いも類・野菜」29・7%(0・2ポイント減)、「水産物」17・3%(0・7ポイント減)とほぼ横ばいだった。
地域別の利用率は、三八が68・5%(増減なし)とトップだった。上北65・7%(0・5ポイント増)、下北64・2%(0・2ポイント増)、中南66・7%(1・4ポイント減)、西北65・5%(0・8ポイント減)、東青64・4%(0・2ポイント減)。
県は20年度、県産食材の利用拡大対策として青森市産のタマネギなどの供給拡大を図った。21年度も県産野菜の供給網の確保を進める。
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