Free【トップインタビュー】八戸港の拠点性を高める/八戸港湾運送・澤藤孝之社長
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを配信する。14日は八戸港湾運送の澤藤孝之代表取締役社長。
―会社の現状は。
倉庫業や通関業、タグボート業などグループ企業13社と一緒に八戸港の発展とともに順調に拡大してきた。コンテナ貨物の取扱量は6年連続で5万本を超える高水準を維持している。ただ、新型コロナウイルス禍で世界的に景気は低迷が続いており、八戸港のコンテナ取扱量なども本格的な回復には至っていない。実入りコンテナの輸入は昨年並みの水準までに回復してきたが、輸出はもう少し時間がかかるだろう。一方で港湾物流は国民生活を支える役割を果たしており、八戸港は世界に開かれた港だ。その重要性に変わりない。
―求める人材は。
地域のために頑張りたいという郷土愛のある人とチャレンジ精神に富む人がほしい。チームでやる仕事や荷主との折衝も多いので、コミュニケーション力も必要と言える。地域産業を支えるとてもやりがいのある仕事だ。意欲のある人を待っている。
―働き方改革は。
有給休暇で消化できなかった分をさらに繰り越すことができる「保存休暇制度」を導入した。健康経営にも力を入れており、市内のフィットネスクラブと法人契約し、社員が自由に利用できる制度を用意している。健康診断の再健診率も100%を達成している。心身ともに健康でなければいい仕事はできない。
―今後の事業展開は。
八戸港の拠点性を高めていくため、貨物の保管倉庫の整備やコンテナの定期航路の誘致を図っていく。特に台湾、東南アジア航路の開設に向け、青森県や八戸市等と一緒になって取り組んでいきたい。
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