Free久慈市教委、関係機関と合同で通学路点検 千葉の児童死傷事故受け

国道395号で通学路の状況を確認する関係機関の担当者=9日、久慈市
国道395号で通学路の状況を確認する関係機関の担当者=9日、久慈市

6月に千葉県八街市で発生した下校中の小学生5人が大型トラックにはねられ死傷した事故を受け、久慈市教委は9日、関係機関と合同で小中学校の通学路の点検を開始した。10日までの2日間で、各学校から報告のあった危険箇所のうち21カ所を訪れ、現場の状況を確認する。

 国は7月に全国の自治体に対して通学路の緊急点検を要請していた。同日は市や各学校、岩手県県北広域振興局、久慈警察署などの担当者約10人が集まった。

 市立久慈湊小前の国道395号では、上平亙哉副校長が「車道と歩道を隔てる縁石が低い場所があり、歩道への車の進入を心配している」と説明し、縁石のかさ上げやガードレール設置などを要望。参加者は通学路を歩いて現状を確認し、意見交換した。

 市教委によると、10月に関係機関で構成する市通学路安全推進会議を開催し、合同点検の結果を踏まえて危険箇所への対策方針を検討する。

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