Free田子の風力発電「環境に配慮」/東北電青森支店長
東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は8日の定例会見で、田子町や三戸町で同社が計画している陸上風力発電に関し、出資する別の風力発電事業に関連した開発行為が一部で問題視されたことを念頭に「これまで以上に環境に配慮して進めたい」と述べた。
風力発電を巡っては、七戸町と十和田市で事業を計画するジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京)がブレード輸送のため、十和田八幡平国立公園第2種特別地域内で県道沿いの樹木を伐採。法律上は問題ないものの、地元では景観が損なわれたとの声が上がった。
事業は東北電も出資しており、岩渕支店長は「いろいろなご意見があることは承知している。事業に関わる一員として真摯(しんし)に受け止めたい」と語った。田子町などの事業は2022年度に風況データ観測、23年度に環境影響評価を進める。