Free【トップインタビュー】長い目で社員を育てる/エプソンアトミックス・大塚勇社長

大塚勇代表取締役社長
大塚勇代表取締役社長

地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを配信する。25日はエプソンアトミックス(八戸市)の大塚勇代表取締役社長。  

 ―事業内容は。
 金属粉末と金属射出成形部品、人工水晶事業の三つが事業の柱だ。そのうち、金属粉末の売り上げが全体の約8割を占める。当社の製品は一般的にはあまりなじみがないと思うが、主力製品として生産する微細合金粉末はスマートフォン、ウエアラブル端末、自動車の電装など幅広い製品の原材料に使われている。暮らしを支える「縁の下の力持ち」だと思っている。

 ―他社との違いや強みは。
 市場の引き合いが強い「アモルファス合金粉末」という製品が強みと言える。2004年に独自製法を開発、量産化に世界で初めて成功した。アモルファス合金粉末の特長はエネルギー効率がよく、機器の小型化に適している点だ。世界から引き合いがあり、いいものを作れば地方でも勝負できる。

 ―人材育成の取り組みと求める人材像は。
 年次に応じた定期研修のほか、社内独自の技能認定制度を設けて社員の技術向上に努めている。近年は教育に投資しており、長い目で社員を育てていきたい。
 求める人材はまず健康であることと元気にあいさつできる人。そして夢を持っている人だ。自分の人生ビジョンや夢を持っている人は仕事も頑張れる。

 ―今後の事業展開は。
 お客さまのニーズは常に変化し、世の中の(新製品や高性能に対する)要求は上がっている。新興国を中心とした同業他社に対峙(たいじ)していくため、価格競争に陥らずに私たちの強みをどう出していくかを考え、先手先手を見据えてこれからも事業を進めたい。

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https://www.recruit-lounge.com/2022-01/com009-EpsonAtmix

 
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