Freeサンマ船、八戸港出港 関係者、漁獲回復に期待
100トン以上の大型船による20日のサンマ漁解禁を前に、八戸港所属の第2源栄丸(199トン)が17日、北海道へ向け出港した。水産庁の長期漁況予報では、サンマの来遊量は過去2番目の低水準となる見通し。ただ、新型コロナウイルス禍でも値崩れしにくい魚種でもあり、関係者は漁獲回復に期待を寄せている。
予報によると、漁場は9月上旬から中旬までの一時期を除き、北海道から東の公海が中心となる見込み。源栄丸の伊藤正幸漁労長(66)は離岸前の取材に「公海での操業が主体になると思うが、漁模様は行ってみないと分からない。少しでも多く漁獲したい」と意気込みを示した。
源栄丸の8月出港は2年連続。船関係者によると、全国の大型船は北海道の漁港に集結し、20日の解禁日から一斉に操業、道内各港や大船渡港(岩手)、女川港(宮城)などに水揚げする。八戸港への水揚げはないもようだ。漁期は12月まで。
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