Free八戸港内でパナマ船籍の貨物船座礁 自力離礁も航行できず
11日午前7時50分ごろ、八戸港内を航行中のパナマ船籍の貨物船「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン、21人乗り組み)から、座礁したと第2管区海上保安本部(塩釜)に通報があった。貨物船はいったん自力で離礁したが、荒天のため航行できなくなった。2管本部などはヘリコプターを派遣し、乗組員全員を救助した。けが人はいなかった。
ヘリコプターによる救助活動は同日午後2時10分ごろから行われ、同7時ごろに終了した。貨物船は、同港八太郎北防波堤灯台から北に約3・8キロの海上にいかりを下ろしてとどまっている。船体の一部に亀裂が見つかり、今後の対応について船舶管理会社やサルベージ業者などと調整している。
2管本部によると、貨物船はタイから同港に向かっていた。乗組員は中国人8人、フィリピン人13人。船は全長約200メートルで、約4万4千トンのウッドチップを積んでいる。現時点で油漏れはなく、積み荷の流出は確認されていない。2管本部は同日午前、大規模海難対策本部を設置した。
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