Free十和田バラ焼き、初の冷凍食品誕生 売上一部、施設利用者の工賃に
十和田市の社会福祉法人共生の杜(もり)(三浦親堂(しんどう)理事長)が十和田バラ焼きゼミナール(バラゼミ)と共同で、初のバラ焼き冷凍食品を開発し、4日に同市の司バラ焼き大衆食堂で販売を開始する。同法人が運営する多機能型事業所で製造し、売り上げ利益は利用者の工賃に充てる。三浦理事長は「ご当地グルメと福祉が融合した画期的な商品で、利用者の自立を支援する礎にしたい」と新商品への期待を込める。
製造を担当するのは、ベル・クオーレとリナシタの2施設。利用者の生活や達成感に直結する工賃を確保するため、利益性や持続性がある新たな商品開発を模索。地元の伝統食のバラ焼きに着目し、既存の設備でも製造可能な冷凍食品にすることを考案した。
商品名は「十和田バラ焼き」。150グラム2パック入りで、税込み1500円。売り上げ1個につき約420円が工賃になる。
家庭用レンジで2分半温めると、「バラゼミ認定」の味が手軽に完成する。バラゼミの畑中宏之舌校長によると、開発では理想的な風味を保ちながら、焼き上がり後に出る水分を抑えるのに苦労し、完成まで半年以上を要したという。
今後は順次、販売先を増やし、全国展開も視野に入れる。
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