Free三沢対地射爆撃場での訓練期間終了/米軍飛行隊
米軍再編に関わる訓練移転で、輸送機MV22オスプレイを擁する米軍普天間飛行場(沖縄県)の飛行隊が三沢対地射爆撃場(三沢市、六ケ所村)などで実施した訓練が24日、予定していた期間を終えた。東北防衛局訓練移転現地連絡本部によると、14日からの訓練期間中、トラブルや訓練参加機の騒音に対する住民からの苦情はなかった。
訓練移転は、2016年9月の日米合同委員会合意に基づき、沖縄県の負担を軽減するため行われた。普天間飛行場の回転翼機や、垂直離着陸が可能なティルトローター機などの沖縄県外への訓練移転が、同射爆撃場を主な訓練場所としたのは初めてだった。
訓練に参加したのはMV22オスプレイ4機のほか、ヘリコプターのAH1とUH1が3機ずつ、人員約300人。同本部は16、17日と19~21日の日中にそれぞれ訓練参加機の飛行を確認したとしている。
米軍は期間中の14~16日と20~23日に、同射爆撃場の運用時間を2時間繰り下げ午前9時~午後10時とし、夜間も訓練が行われる可能性があるとしていたが、同本部は訓練参加機の夜間の飛行は確認していない。