Free【東京五輪】「ぜひメダル取って」 アーチェリー・古川に青森からエール
東京五輪のアーチェリー競技が23日始まり、2012年ロンドン五輪男子個人銀メダルの古川高晴(36)=青森市出身、近大職=が予選ラウンドに登場した。母校の青森東高で指導した恩師や後輩たちは「ぜひメダルを」と活躍を期待し、青森から熱いエールを送っている。
古川の高校時代の恩師、手塚義浩さん(60)=県アーチェリー協会会長=は再任用教員として青森東高に勤務。部活動の顧問として指導している。
古川の5大会連続の五輪出場に、「誇らしいこと」とうれしそうに語る。練習の虫だった当時を懐かしみながら、「今の子どもたちにも見習ってもらいたい」とも。
新型コロナウイルスの影響で、大会前に地元で激励会を開催できなかった。その代わり、今月開かれた国体予選出場の県内選手から、用意した日の丸の旗に応援メッセージを書いてもらい、本人に届けたという。
手塚さんは「個人でも団体でも、ぜひメダルを取ってほしい」と期待を寄せていた。
23日は、同校で部員約15人が練習に汗を流していた。部長で2年の蝦名琢翔(たくと)さん(16)は「動きにぶれがなく、完璧に同じ動作ができるところがすごい」と憧れのまなざしを向ける。これから本戦に臨む先輩に「自分の気持ちを乱すことなくプレーしてほしい」と声援を送った。