Free本村(八戸出身)五輪代表内定 男子7人制ラグビー
日本ラグビーフットボール協会は19日、オンライン会見を開き、東京五輪のラグビー男女日本代表内定選手を発表した。男子では、八戸市出身の本村直樹(29)=ホンダヒート=が初めて選出された。
本村は恵まれた体格と思い切りの良いランニングが武器。ゲームの流れを読み、効率的に動けるスマートさも光る。2019年11月の海外遠征時に右脚を骨折するけがに見舞われたが、手術を経て復帰。昨年11月に代表選考の一環で行われた紅白戦ではゲームキャプテンを務め、全2試合で5トライと躍動し、首脳陣にアピールした。
19日の会見では、男女のヘッドコーチが各12人の代表内定選手を紹介。本村は男子の中で最後に名前を読み上げられ、深く一礼した。
報道陣向けの質疑応答で本村は「周囲が安心できるようなプレーをしたい。(本番で)良いパフォーマンスができるように準備したい」と話した。
五輪のラグビー競技は7人制が採用されている。16年リオデジャネイロ五輪で初めて行われ、男子は4位だった。東京五輪の同競技は7月26~28日に東京スタジアムで行われる。
【略歴】もとむら・なおき 八戸市立西園小―同三条中―青森県立八戸高―筑波大卒。高校時代にラグビーを始め、大学3年時に7人制学生日本代表に選出。2016年にホンダヒート加入後も7人制を主戦場に活躍を続ける。リーダーシップに長け、周囲からの信頼も厚い。身長184センチ、体重88キロ。