Freeリンゴの健康機能に着目 青森県が企業の食品開発支援へ
青森県は本年度、県産リンゴを使った健康志向食品の開発支援に乗り出す。消費者の健康志向の高まりで市場が拡大する中、国内外で知名度のあるリンゴの商品を開発し、輸出も視野に県内企業の“外貨獲得”を後押しする。
「1日1個のリンゴで医者いらず」と称されるリンゴには、健康維持や有害物質の作用を緩和する機能性成分が多く含まれる。ただ、これまで健康効果に着目した加工品は少なく、効能の科学的根拠などを消費者庁に届け出て、受理されれば販売できる機能性表示食品も生果のみとなっている。
県新産業創造課の担当者は「青森と言えばリンゴとのイメージは国内外で定着している。特に海外ではリンゴの健康効果への注目が高く、引き合いもある」とし、「生果と加工品を一緒に売り出すことで相乗効果も生まれる」と期待する。
支援事業は、リンゴを使った健康志向食品や機能性表示食品の開発が対象。薬事関連法規や広告、商品開発の専門家の指導を受けながら商品販売を目指す。事業者の募集は25日までで、県のホームページから申込書をダウンロードして応募する。
問い合わせは県新産業創造課ライフイノベーション推進グループ=電話017(734)9420=へ。