Freeハチペイ商会がオリジナルワイン 南部町の耕作放棄地活用
八戸市のワイン専門店「VIN+(ヴァンタス)」を運営する「ハチペイ商会」(工藤大地代表)は、6月1日に自社初のブランドワイン「NANBU TIMES」を発売する。同社では昨年、南部町で耕作放棄地となっていたブドウ畑を再生。収穫したキャンベルアーリーを醸造した程よい酸味が特徴の赤ワインに仕上がっており、工藤代表は「南部町の新たな魅力の一つになれたら」と意欲を示している。
同社は昨年、同町内で3年ほど手つかずとなっていたブドウ畑20アールの再生に着手した。草取りや剪定を進め、秋には1600キロほどを収穫。醸造は、同市南郷の八戸ワイナリーに委託した。
完成したワインは、同町産のキャンベルアーリーを100%使用。イチゴのような香りと、独特の甘酸っぱさを併せ持つ。ラベルは、名久井岳や馬淵川などブドウ畑周辺の景色をモチーフにデザインした。
工藤代表は「飲むことで、南部町への思いをはせることができるようなワインにしていきたい」と話した。
ワインは、ヴァンタスのほか、同町のバーデパークふくちなどで、小売り希望価格1本1980円(税込み)で販売する。限定1400本。問い合わせは、ハチペイ商会=電話0178(20)7807=へ。