Free青森県男性職員の育休取得率26・5% 1カ月未満が最多
青森県は12日、「女性活躍推進のための県特定事業主行動計画」の実施状況を発表した。2020年度の男性常勤職員の育休取得率は26・5%(前年度比8ポイント増)で過去最高だった。県人事課は「制度の周知が進んだほか、育休を取る人が徐々に増え、取得しやすい環境の整備が進んできたことが要因」とみている。
県は毎年、女性の採用・登用や「仕事と生活の調和」(ワーク・ライフ・バランス)などの状況を公表している。
20年度は、男性常勤職員に関する県の育休取得率目標(15%)を上回った。取得者は計18人で、1カ月未満10人、1カ月以上3カ月未満5人、3カ月以上6カ月未満2人、6カ月以上1年未満1人だった。
女性常勤職員の取得者は39人で、6カ月以上1年未満22人、1年以上17人。取得率は前年度から2年連続で100%だった。
一方、20年度の女性採用比率は33・6%で、4割前後で推移していた16年度以降で最低だったが、「合格枠に男女比率を設けているわけではなく、適性に試験した結果」(同課)としている。