Free電話しながらATMは詐欺 八戸署が特殊詐欺警戒で声掛け訓練

被害者役(左)に特殊詐欺防止の声掛け訓練を行う防犯指導隊員
被害者役(左)に特殊詐欺防止の声掛け訓練を行う防犯指導隊員

八戸警察署(山田正昭署長)などは4月28日、八戸市のよこまちストア新井田店で特殊詐欺防止に向けた声掛け訓練を行った。参加者は振り込め詐欺が疑われる行動を見た場合の対応について確認した。

 春の安全・安心まちづくり旬間(同21~30日)に合わせて毎年実施。同署によると、管内の特殊詐欺被害は2020年が6件だったのに対し、今年は1月から既に3件発生している。

 署員のほか、大館、湊高台両地区の防犯指導隊員計16人が参加。携帯電話で通話しながら現金自動預払機(ATM)を操作する被害者役の隊員に「詐欺ではないですか」と注意を喚起した。さらに買い物客に対し「電話でATMに行けと言われたら詐欺ですよ」とアピールしながらチラシを手渡した。

 山田署長は取材に「声掛けにより被害を未然に防ぐことができる。勇気が要ることだが、金融機関の職員やコンビニ店員だけでなく一般の方も声掛けに協力してほしい」と話した。

 
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