Free高耐久と通気の良さ人気 下着製造の技法でマスク
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、女性用下着の製造などを手掛ける五戸町のユニバース工業(中村幸司代表)が開発した「ダブルメッシュマスク」の販売が好調だ。日本製の素材を使用し、耐久性と通気性に優れているのが特長。下着製造のノウハウを生かした縫製技術も随所に施されており、青森県内や岩手県北地方の事業所などからの引き合いが強まっている。
同社によると、昨年6月ごろから販売を開始。長時間着用しても鼻に痛みが出にくい改良版も今年1月に発売した。
口や鼻が当たる裏地部分には、抗菌や防臭加工を施した薄型のメッシュ素材を3枚重ねで使用。呼吸がしやすく、メガネも曇りにくい―などと評判だ。表地には補正下着にも使われる「パワーネット」という耐久性の高い素材を採用した。洗って繰り返し使うことができる上、独自の縫製技術によって糸がほつれることが少なく、通常の使用方法だと200回以上着用できるという。
中村代表は「メード・イン・ジャパンにこだわったマスク。一度着用してもらえれば、気に入ってもらえると思う」と製品の出来に自信を示す。
色は13色、サイズはSS―Lの4種類を用意した。価格は税込み千円(改良版は1100円)。
問い合わせは、ユニバース工業=電話0178(62)2601=へ。