Free洋野・宿戸漁港でウニ漁始まる 身入りや味、色高評価
洋野町の宿戸漁港で12日、今季のウニ漁が始まった。種市南漁協ではダイバーらが、籠いっぱいのキタムラサキウニを次々と水揚げし、ハマは活気に包まれた。今年のウニは身入りや味、色が良く、初ものは同町や八戸市などで販売されるという。
今季の漁は、悪天候などで昨年より10日程度遅いスタートとなった。午前9時ごろ、ダイバー4人らを乗せた1隻が出港。餌場の「増殖溝」に到着すると、タイバーたちが海中に潜り、一冬を越えて丸々と太ったウニを一つ一つ採った。
初日は1時間半ほどで、約15籠計340キロを水揚げ。同漁港荷さばき場では部会員ら8人が出荷作業を行い、大きさごとに手際よく選別していった。
同漁協宿戸実行部会の吹切繁会長(60)は「今年は餌となる海藻が豊富で身入りが非常に良い。町自慢のウニを味わってほしい」とPRした。
漁は7月に最盛期を迎え、8月前半ごろまで続く。同町や市内のスーパーなど近隣のほか、ネット注文で全国各地へ出荷される。