Free200人が新たな歴史刻む/三本木農業恵拓高で開校式

希望を胸に開校式に出席する生徒=8日、三本木農業恵拓高
希望を胸に開校式に出席する生徒=8日、三本木農業恵拓高

十和田西、六戸、三本木農業の3高校が統合して本年度発足した青森県立三本木農業恵拓高(遠藤剛校長)の開校式が8日、十和田市の同校で行われ、1期生200人が新たな歴史の一ページを刻んだ。県南地方の県立高では、32年ぶりの新設校。

 普通科と農業系4学科(植物科学、動物科学、環境工学、食品科学)の計5学科を設置した。

 式には生徒や保護者、教職員ら約540人が出席。県教委の和嶋延寿教育長が開校を宣言し、遠藤校長が「校是の『未来拓創』には、地域と青森、日本の未来をみなさんに託していきたいという意味も込められている。新しい時代を切り開いていく人づくりを目指す」と決意を述べた。

 三村申吾知事や小山田久市長らも出席し、祝辞を述べた。

 引き続き行われた入学式では、新入生を代表し、食品科学科1年の類家百香さん(15)が宣誓。「3校の伝統と歴史を引き継ぎ、三本木農業恵拓高の生徒として、自覚と誇りを胸に刻む」と力を込めた。

 統合された3校は現在の2年生が卒業した後に閉校する。

 
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