Free「霹靂」使った食パン開発 八戸グランドホテル、土日限定で販売
八戸グランドホテルは、特Aランクの青森県産米「青天の霹靂」の米粉を使った食パンを開発し、6日、土日限定で販売を始めた。ホテルのパン職人が半年以上かけて試行錯誤を重ね、「米(マイ)プレミアムパン八八(はちはち)」の名称で商品化した。全国的な食パンブームが続く中、素材本来の風味を引き出すホテルメードにこだわっており、「青森、八戸発の食パンとして発信したい」とアピールしている。
時間をかけた製法でうまみを凝縮し、もっちり感やしっとり感が強いパン生地に仕立てたのが特長。世界自然遺産・白神山地で発見された「白神こだま酵母」を使用し、県産リンゴ果汁を加えて風味を調整した。
商品名の「八八」は、「米」の漢字を分解すると「八十八」になり、「コメ作りには88回の手間がかかる」との言い習わしから名付けた。八戸を代表する土産品に育てたいという思いも込め、末広がりで縁起の良い八を重ねて表現した。
新型コロナウイルスの影響で同ホテルは料理のテークアウトを強化しており、新たな食パンの販売効果に期待を寄せる。開発を主導した鹿嶋治さん(52)は「焼き立てはもちろん、フライパンで焼き目を付けて食べるのもお勧め。八戸発の食パンを多くの方に食べてもらえれば」とPRした。
商品は2斤サイズで価格は税込み1188円。3、4月は土日に各日20個限定で販売する。1階のレストランで午前11時半~午後2時半に取り扱い、ホテルの朝食やランチのバイキングで提供されることもある。
問い合わせは、八戸グランドホテル=電話0178(46)1234=へ。