Free寺山の詩からイメージ膨らませ 「詩歌カード」ワークショップ/八戸ブックセンター
八戸ブックセンターで14日、言葉からイメージを膨らませて絵やコラージュなどで表現する「詩歌カード」のワークショップが行われた。三沢市ゆかりの劇作家で詩人の寺山修司の詩をテーマに、同市在住のイラストレーター齋藤さち子さんが詩の世界観を感じて、イラスト化する方法を教えた。
ワークショップは同センターが主催。齋藤さんはタウン誌の表紙や雑誌の挿絵などを手掛ける。寺山の大ファンで、三沢市の寺山修司記念館のオリジナルキャラクター「テラヤマ・キッズ」の4こま漫画を会員制交流サイト(SNS)を通し、発信している。
この日は高校生8人が参加し、寺山の詩「ひとり」や「ガーネット」など3編から1編選んで、カードを作成。生徒たちは作品から感じた三つの色を、絵の具を混ぜて作り、紙ににじみ絵を施した後、その上にイラストを描いたり、和紙を貼ったりした。
齋藤さんは「絵の具がにじんでいく偶然性を楽しんでみて」「イラストレーターになった気分で絵を描いて」とアドバイス。最後には詩を書いた紙と合わせて、表紙を付けて、それぞれの感性で描いたカードを完成させた。