Freeナガイモつまみに、蛇口からの地酒ぐいっ/青森屋が新サービス
三沢市の「星野リゾート 青森屋」(岡本真吾総支配人)は、ゆうき青森農協の農家が生産したナガイモを使ったつまみと、蛇口から青森県内の酒蔵の日本酒を宿泊者に提供するユニークなサービスに取り組んでいる。4月28日まで。
この企画は、新型コロナウイルスの影響で、出勤日数の調整を余儀なくされた青森屋のスタッフが、休みを利用して、海外の農業実習生が来日できず人手不足に悩んでいた同農協の農家の作業を手伝ったのがきっかけ。
県内の酒蔵の応援も兼ねて、日本酒を提供することも決めた。期間を分けて5銘柄を扱う。
17日は同農協の農家や酒蔵の関係者が青森屋を訪れ、取り組みをPRした。宿泊者には「長芋のにんにく醤油(しょうゆ)漬け」と八戸酒造の「陸奥八仙 特別純米酒」が振る舞われた。
東北町でナガイモなどを生産する甲地武彦さん(65)は「旅行者に青森のナガイモやニンニクを知ってもらえたらうれしい」。八戸酒造の駒井秀介専務は「青森の地酒と食を楽しんでほしい」と話していた。