Free「バレンタインに花贈ろう」サンデー、あおもり花工房が容器入バラを協力販売
バレンタインデーに花を贈る習慣を定着させようと、サンデー(八戸市、川村暢朗社長)とあおもり花工房(六ケ所村、横町芳隆社長)がタッグを組んだ。あおもり花工房が開発した密閉容器入りのバラ「エアローズ」5千個を、6日から青森県内のサンデー23店舗で販売する。新型コロナによるイベント自粛の影響で低迷している花業界を盛り上げる狙いもあり、両社は今回を皮切りに、年間を通じた花の需要掘り起こしに乗り出す。
バレンタイン向け商品は、赤や黄色、ピンクなどのミニバラ3色を組み合わせた「エアローズ・ミニ」(税込み500円)。独自の除菌処理により、通常の生花より長い2~3週間観賞できるのが特長だ。ペットボトルサイズの透明な容器は自立するため、花瓶なしでそのまま飾ることができ、水やりも不要だ。
両社は5日、同市のサンデー本部で会見を開催し、今後も協力してホワイトデーや母の日、クリスマスなどのイベントに合わせた花の需要創出に乗り出すことを発表。エアローズ以外にも、キッチンで育てられるハーブやミニアジサイなどの商品を東北6県のサンデーで展開し、年間で計4万個の販売を予定しているという。
川村社長は「消費者の巣ごもり傾向は今年も続くとみており、需要を掘り起こしたい」。横町社長も「手軽に贈れる商品で花をもっと身近に感じてもらい、コロナの閉塞(へいそく)感に明るさを見いだしたい」とそれぞれ意欲を語った。