Free青森の魅力をねぶたアートで表現 特産品や名所/青森市内各所で展示

三内丸山遺跡をテーマに作られたアート作品を見学する竹浪比呂央さん(右)と、青森市の小野寺晃彦市長
三内丸山遺跡をテーマに作られたアート作品を見学する竹浪比呂央さん(右)と、青森市の小野寺晃彦市長

ねぶたと同じ技法で制作された作品を、青森市内各所に展示するアートイベントが開かれている。ねぶた師13人が手掛けており、モチーフは青森特産のホタテやリンゴ、世界遺産登録を目指す三内丸山遺跡などさまざまで、作品の放つ柔らかな光が街に彩りを添えている。28日まで。

 新型コロナウイルスの影響で昨夏の青森ねぶた祭が中止になったことを受け、青森市やねぶた師の竹浪比呂央さんらでつくる、ねぶたアート創生プロジェクト実行委員会(竹浪委員長)が企画した。青森の冬の魅力を発信することを目指し、ねぶた囃子(ばやし)の動画配信なども行っている。

 作品はねぶた師が1人3点ずつ制作しており、全部で39点。ねぶたと同じく骨組みに紙を貼って形を作り、内部に照明を設置している。1日に市役所で行われたオープニングセレモニーで、竹浪さんは「紙と明かりの造形の美しさを多くの方にご覧いただきたい」とPRした。

 作品は市役所や宿泊施設、青森駅前など市内28カ所で見ることができる。
三内丸山遺跡をテーマに作られたアート作品を見学する竹浪比呂央さん(右)と、青森市の小野寺晃彦市長

 
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