Free全てのバス車内に抗ウイルスコーティング/十鉄
十和田観光電鉄(佐藤行洋代表)は新型コロナウイルス対策として、路線バスと貸し切りバスの車内に抗ウイルスコーティングを施し、13日から順次運行を始めている。月内にも全152台の加工作業を終える予定で、利用者の安心感につなげる。
コーティングは噴射式の光触媒スプレーを使用。酸化タングステンという光触媒が可視光に反応することで、長期間にわたって消臭・抗菌・抗ウイルス効果が期待できる。
今回の事業には青森県の地域公共交通新生活様式対応促進事業費補助金を活用した。対策を施した車両には乗降扉付近に専用シールを貼り付けている。
コーティング済みでも、客が触れる場所は毎日、手ふきによる除菌を行い、万全を期す考え。
小笠原秀和総務部長は「感染防止対策は何をしても十分ということはない。できることを一つずつやっていく」と話している。