FreeオジロワシVSオオワシ獲物争奪戦 凍結の小川原湖で激写

大部分が結氷した小川原湖で獲物を奪い合うオジロワシのつがい(左の2羽)とオオワシの幼鳥=17日、東北町舟ケ沢付近
大部分が結氷した小川原湖で獲物を奪い合うオジロワシのつがい(左の2羽)とオオワシの幼鳥=17日、東北町舟ケ沢付近

湖面の大半が凍り付いた小川原湖で17日、共に国天然記念物で環境省の絶滅危惧種ともなっている大型猛禽類「オジロワシ」と「オオワシ」が獲物を巡って火花を散らす光景を目撃した。

 冬の同湖では例年、北から越冬のために飛来するオオワシと、六ケ所村内の湖沼で繁殖しているとされるオジロワシの姿を見ることができる。 この日は、一部で水面が凍っていない東北町舟ケ沢付近でオジロワシのつがいを発見。つがいの1羽が飛び立つと、幅2メートル超の羽をいっぱいに広げて急降下するなど狩りを始め、水鳥の捕獲に成功した。

 ただ、狩りを遠くで見ていたオオワシの幼鳥が、獲物を横取りしようと乱入。オジロワシは空中戦で危うい場面もあったが、獲物をしっかりと足の爪でとらえて渡さなかった。この争いにはオオワシの成鳥も加勢。結局、オジロワシ4羽とオオワシ2羽が激しい戦いを繰り広げていた。大部分が結氷した小川原湖で獲物を奪い合うオジロワシのつがい(左の2羽)とオオワシの幼鳥=17日、東北町舟ケ沢付近

 
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