Free新作スイーツ「菓秀」発売 下北夏秋いちごジャム使用
「下北夏秋いちご」のジャムを使用したマドレーヌ「菓秀(かしゅう)~kasyu~」が15日から、むつ市のラグノオマエダ本店で販売されている。障害福祉サービス事業所工房「歩み」(同市)の利用者が、一つ一つ手作りした物で、甘さ控えめのスイーツとなっている。
青森県内の事業者などが連携し、新たな産品や魅力づくりに挑戦する同市の「あおもり“共創”プロジェクト」の第1弾。
同工房では、新型コロナウイルスに伴うイベント自粛で、手作りパンの販売ができず、所員の工賃カットを余儀なくされていた。何かできないかと試行錯誤していたところ、夏秋いちごの加工品販売などを手掛ける「アベリー」(同市大畑町)から、スイーツ作りを提案され挑戦することに。菓子製造のラグノオささき(弘前市)から技術指導を受け、完成にこぎ着けた。
昨年11月の市地産地消運動協力店感謝祭でお披露目されていたが、発売日が決まっていなかった。工房を運営する社会福祉法人みちのく福祉会(同市)の内田大輔理事長と林美幸施設長らは12日、発売日と販売場所の決定報告のため、市役所を訪問。菓秀を試食した宮下宗一郎市長は「イチゴの酸味が利き、甘さ控えめで大人のスイーツに仕上がっている。開発のストーリーと合わせ、私もPRしていきたい」と販売協力を約束した。
菓秀は1個200円、1箱(15個入り)3500円(ともに税込み)。発送や配達はしていないが、工房での受け取りを条件に注文も受け付けている。問い合わせは工房「歩み」=電話0175(45)2050=へ。