Free大卒レベル甲種に1年生大村さん、乙種全類に川口さんと高橋さん合格/危険物取扱者試験で八水高
八戸市で11月に行われた危険物取扱者試験で、青森県立八戸水産高(福嶋信校長)の大村竜駿(ろうと)さん(16)=海洋生産科1年=が甲種、川口吟詩(ぎんじ)さん(17)=同2年=と髙橋光輝さん(16)=水産工学科1年=が乙種全類に合格した。特に、難関の甲種を1年生で取得したのは同校の中でも最速で、全国でもまれだという。
25日に校長室で表彰式が開かれ、消防試験研究センター青森県支部の工藤弘道支部長が、3人にそれぞれ賞状を手渡した。
同支部によると、甲種は大卒レベルを想定しており、合格率は27・4%。県内で本年度の高校生の合格者は12月現在で3人となっており、このうち2人が同校の生徒だという。
大村さんは乙種全類も取得済み。甲種は今回、初挑戦でクリアした。「化学の計算や公式が難しく、分からないところを何度も先生に聞いた」と振り返り、「自信はなかったが、初めてノーミスでいけた。合格できて、とてもうれしかった」と喜びを語った。
川口さんは「後輩に負けられない。来年1月から航海実習に出るので、6月の甲種の試験を目指す」と意欲を見せると、髙橋さんも「甲種のほか、いろんな分野の資格を取得したい」と飛躍を誓った。
3人とも進学志望で、将来はそれぞれ船舶関係の仕事を目指しているという。